トラブルのご相談を受けたので、ご案内したいと思います。
企業活動上、メールアドレスを公開すると、県外のホームページ制作会社から格安で高機能のホームページが作れると営業メールが入ってくることがままあります。文面は特に親身になって相談にのってくれるかのように書かれており、また格安でホームページができるようにかかれています。
ここで、ご注意いただきたいのは書かれている内容、サービスが現実に適正に実行されるかということです。東京から岡山の企業様に格安の10万円の制作費で制作案内が入ったとします。冷静に考えてみると、東京、岡山を往復するだけで3万円以上かかるのですから、当然営業マンは一度もきてはくれません。電話とメールだけのやり取りで10万円分の納得するサービスを受けることが可能か冷静な判断が必要となります。
今回のトラブルは、月額5万円で5年間のリースでホームページをリースできるというものです。一見安いように見えますが5年間で確実に300万払わなくてはなりません。リースなので途中解約はできません。（※法人契約のリースは途中解約できないのです。）ホームページの寿命は1年、長くても3年といわれています。ということは確実に5年後には時代遅れのものにお金を払い続けるということです。
お客様も冷静にお調べになればよかったのでしょうが、つい契約してしまったそうです。今回の東京の業者はインターネット上でも悪徳と噂が流れるくらい誠意のない会社でした。このようなダイレクトメールが入り検討したいときは、まずその業者のことを調べましょう。ホームページ制作会社ならインターネット上に何らかの情報が掲載されています。今回の業者は会社名で検索すると、一番上に「被害にあいました」というページが検索されるくらいひどい会社でした。
今回の場合、契約が巧妙で法律の専門家の手を借りないと解決できない事例でしたので、法律の専門家の方にご相談されるようアドバイスさせていただきました。
少しでも不安に思われる方は、まず、地元の商工会や岡山県産業振興財団にご相談されると良いでしょう。いずれも丁寧に相談にのってくださったり、私のようなIT専門家にお声掛けくださり、助言をさせていただく機会を設けていただくことも可能です。
ホームページ制作、印刷物制作、ビデオ制作いずれも安いお取引ではありませんので、「この人だったら取引をしてもいい」と直接会って、お話を良く聞いてご契約を検討されることをおすすめいたします。