会社のお引越しの手順(1)物件探し その2
今回、ミト・ワークスでは、希望のエリアで立地条件の良い中古もしくは新築戸建てを探しました。料理を作って写真を撮ったりするのでキッチンが必要だし、和室におくような商品の撮影もするので、一戸建てが便利なんです。仕事は、パソコンがあればどこでもできますので、普通の事務所物件より、天井高めの一戸建て♪
中古物件探しをする際に注意事項がいくつかあります。
1981年(昭和56年)に耐震基準の法律が変わっているので、それ以前の建物は現在の耐震基準を満たしていません。
築36年以上とかの物件ですから、相当年季が入っています。
普通の一軒家で現在の耐震基準を満たそうとすると、200万から300万くらい補強工事が必要だし、そもそも古いのであちこちリフォームすると相当かかります。電気製品の寿命は15年なので、電気を使っているものは総取り替え、水回りもかえると400万くらい...。こういった物件は、素人さんは手を出さない方がいいかもです。
新築か築浅物件にするか、リノベーションして耐震基準を満たすようにして売る専門の工務店もあるようなので、そういうのならいいかも。
物件をネットや不動産屋に紹介してもらったら、内覧に行きます。絶対に自分の目で見ましょう。
大体気に入ったら、点検口をのぞかせてもらいましょう。床下と天井に点検口がついているはずです。
床下は、頭を突っ込んで、匂いをかぎます。野生のカン的な発言ですが、籠った匂いやカビ臭かったり、変なにおいがしたらやめた方がいいです。朽ちているところがあったり、換気に問題があったり、何かしら問題があります。
フラッシュをたいて床裏の写真を撮って、床の断熱材が入っているか確認したり、床下がコンクリートのベタ基礎か、防湿シートが張ってある土間かなど確認します。シロアリ対策や寒さ対策に関係します。
天井は、断熱材がどれくらい入っているか、見える範囲で屋根の雨漏りのシミなどないかチェックします。フラッシュをたいて写真を撮ると真っ暗でも確認できます。ここでも、変なにおいがしたら、雨漏りでカビが生えている可能性があるのでやめた方がいいです。屋根を直すのは相当なお金がかかります。
写真もできるだけたくさん撮らせてもらいましょう。360度カメラで撮るのが一番いいことに後で気づきました。(笑)
リフォームの話など後からするときに、全体が見えると超便利。